皆さんは、外国人に日本文化をご紹介する際のこだわりはありますか?
ユニークさあふれているからこそ、どのようにお伝えするか悩みどころですよね。
そんなときのために、今回は外国人観光客が特に驚く日本の文化12選をご紹介します。
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数えきれない”オンリーインジャパン”
生活を送る中で意識することは少ないですが、多くの外国人にとって日本文化は極めて独特に映ります。
秒単位で管理される電車の時刻表、美徳とされる謙遜、ワーカホリックとも呼べる勤勉さなど、挙げるときりがないほど。
外国人観光客をご案内する際、願わくば日本のユニークな文化を全てお伝えしたいところですが、日本について他にもご紹介したいものがある以上難しい場面もあるでしょう。
事前にいくつか日本の文化についてご紹介したいものを決めておけると安心です!
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外国人が驚く日本の文化12選
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1:おもてなし
五輪招致にあたっても取り上げられた、日本を代表する文化のひとつです。
日常生活において「おもてなしの精神」を意識することは少ないですが、それも私たち日本人が当たり前のように接してきたからだといえます。
笑顔を心がけた接客、かゆい所に手が届くようなきめ細かいサービスは、世界に誇れる日本の魅力だといえるでしょう。
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2:お辞儀
お辞儀文化が驚かれるのは、その用途の多様さゆえです。
「感謝」「謝罪」「挨拶」と一つの動作が全く異なる意味を複数持ち、さらにそれを日常で使いこなしている様は、多くの外国人から驚かれます。
さらに「45度」「30度」「15度」と、お辞儀の角度で意味が変わることも説明してあげましょう。
礼儀を重んじる国民性、それを感じられる文化ではないでしょうか。
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3:わびさび
「わびさび」とは、日本独自の美意識を端的に表した言葉です。
「不完全だからこその美」、「枯れたものや古びたものの趣」などと例えられます。
外国人にもよく知られている茶道や盆栽、日本庭園など伝統あるものには例外なく「わびさびの精神」が取り入れられています。
説明が難しい事柄ですが、間違いなく日本人にとって大切な文化のひとつです。
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4:おみやげ
旅先にて記念の品を買う習慣は海外にもありますが、「おみやげ」が独特なのは購入の目的です。
自身のためではなく、職場や親しい方々のために購入するというのは、和を重んじる日本ならではだといえます。
特にお菓子などは、より沢山の方にいきわたるよう、多くの場合個別包装されているのもポイントです。
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5:温泉
ほとんどの日本人にとって身近な温泉ですが、驚きをもって受け止める外国人も少なくありません。それは、文字通り一糸まとわず湯に浸かる習慣があるからです。
海外にも温泉はありますが、多くの場合水着着用必須。
日本に移住したあとも中々馴染めないとの声もきかれます。
また、多くの場所でタトゥーが禁止であることも、驚かれることのひとつです。
温泉に挑戦したいという外国人観光客の方には、タトゥーOKの温泉や、他人の目を気にしなくても良い貸切温泉などをご案内すると喜ばれるでしょう。
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6:はんこ文化
国内で仕事や契約、何かの手続きを行うとなるとほぼ必須なのが「はんこ」です。日本人にとっては日常的な光景ですが、サイン文化の国から来日された方は驚かれるでしょう。
お土産用に自身の名前の入った「はんこ」を制作することもできるので、外国人観光客を案内する際、ご提案してみてはどうでしょうか。
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7:”かわいい”文化
今や「Kawaii」として世界的に定着した日本のポップカルチャー、この「かわいい文化」から日本に憧れを抱いて来日される方もたくさんいます。
可愛いキャラクター、カラフルな食べ物や洋服など、海外にはないユニークなもので溢れる日本は、アニメや可愛いものが好きな外国人観光客にとっては夢のような光景だそう。
代表的な発信地である原宿は、歩いて巡るだけでも楽しいものです。
来日された方の中には原宿を「聖地」として扱う方も。
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8:”ハレ”と”ケ”
「晴れ舞台」「晴れの日」など、「ハレ」という言葉には肯定的な印象がついてまわります。
元々は「非日常」と「日常」、式典などの祭祀と普段の生活を区別する際に用いられる概念です。
おとなしいと思われがちな日本人が、祭りなどで盛り上がるのもこのためです。
「ハレとケ」の文化には、メリハリを大事にする国民性が表れているといえます。
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9:お酌
お酒の席を楽しむ文化は万国共通ですが、日本が独特なのはその席において「お酌」をして回ることです。
相手に「敬意」を示す方法として、主に目下から目上に向けて行われますが、必ずしもその限りではありません。
上司が手酌することは失礼にあたるとする文化があり、上司のお酒の減り具合を気にかけるのも、欧米の文化にはありません。
楽しい場でも礼儀を疎かにしない、日本ならではの習慣です。
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10:麺をすする
日本人の謙虚さや礼儀正しさに驚いていたところ、豪快に麺をすする様を見て衝撃を受ける外国人も多いです。
海外の多くの国では、音を立てて麺をすすることはマナー違反なのです。
日本では、麺をすすることは、味と共に香りを楽しむための習慣だといわれ、「おいしい」との気持ちを表現する方法としても用いられます。
ゲストには一度試しにやってみるよう、ご提案してみても良いかもしれませんね。
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11:独自のクリスマス
元々、クリスマスはキリスト教徒にとってのイベントです。
また、家族で集いディナーを囲むのが多くの国におけるクリスマスの姿だといえます。
しかし日本ではその形が大きく異なり、家族というよりは恋人同士で過ごす場合も多く、信仰に関係なく楽しめる催しとして親しまれています。
これは、先人達が上手に海外文化を取り入れた一例だといえるでしょう。
また、クリスマスの日にケーキやチキンを食べることが定番になっているのも日本独自のものです。
クリスマスシーズン中、都市を中心に街中はきらびやかにイルミネーションで飾られますが、海外に比べてもそのレベルは高いよう。
時期が合えばおすすめのイルミネーションスポットを教えてあげるとより喜ばれるでしょう。
相手の国と日本とのお祝いの仕方の違いを話し合ってみると、盛り上がるかもしれません。
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12:お歯黒
現代において見かける事はありませんが、かつて日本では「歯を黒く染めた女性」が美しいとされた時代がありました。
日本に詳しい方でも知っている方は少なく、歴史が好きな外国人の方には、ぜひお伝えしましょう。
1000年以上続いた由緒ある伝統であり、今は歌舞伎でのみ目にすることができます。
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おわりに
2000年を超える歴史を持つ日本。島国であることも相まって、独自の文化が形成されてきました。
そんな日本の文化に触れるため、毎年何千万人もの観光客が来日しています。
しかし日本人として暮らしていると、どこが驚きをもって受け止められるか、分かりづらい面もありますよね。
自信を持ってお伝えできるよう、「外から見た日本」について普段から学んでおきましょう!
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